人間失格

探偵たいたんです

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毎年、この季節になると

名古屋市内の小学校におもむき

ライオンズの薬物乱用防止教室の講師をやる

僕はどちらかというと薬物乱用教室の講師の方が見た目にもあっているきがするが笑

 

まぁだいたいこういう場で職業が探偵だと明かすと

すげ〜となるので掴みは簡単だ

ちょうど有名女優のMDMA所持の逮捕もあり

小学生たちは薬物に興味津々だ

 

今のテレビ報道は薬物の怖さより

逮捕された芸能人そのものにクローズアップするため

芸能人だからドラッグやってるとか

アーティストだからドラッグやってても許される

 

とか、本来、人間の脳や身体を破壊してしまい

家族や周りに迷惑をかけ

他人に危害を及ぼす危険な薬物の正体を

社会に伝えようとしていない

 

特に10代、20代 であまり分別がつかないうちから

ドラッグを始めると人生の未来の可能性が一気に縮まる

 

以前、娘が知り合った男から覚醒剤を打たれた

と男友達に話したようで

その男友達から母親へ連絡があった

 

母親はどう対処していいのかわからず

僕の事務所へ紹介伝いでやってきた

 

まずは娘を尾行してその覚醒剤を持っている男との接触を待つ

1日目、娘を尾行すると、その男友達と接触して、カフェで勉強をしはじめた

母親からしても、このような男友達がいるのはとても安心できる存在なんだろう

彼は娘から信頼を得ながら、この娘を守るために母親に情報を送っている

 

そのような日々が続いたが

ある日、娘が家を飛び出した

男友達には連絡があるのだが消息不明

 

しかし、他の男性といるようで

また覚醒剤を打たれたとメッセージがくる

 

続けて、

お金が欲しいから母親からもらってくれないか?

とのお願いもあった

 

その男友達は母親からお金を受け取り

娘と待ち合わせをする

 

当然、探偵調査員は待ち合わせ場所に親と一緒に待機して身を潜める

探偵の僕達は、家出人や失踪人を本人の意志に反して身柄を拘束できない

その為に失踪人を発見した場合は、速やかに保護者か警察に連絡する

 

今回の場合は、娘の身柄は母親にすぐに引き渡す

 

待ち合わせの場所近くに黒色の車が通過して

少し離れたところに停車した

 

木陰から調査員が伺うと

その車から娘が降りて、男友達のところへ向かう

男友達が娘にお金を渡した瞬間

男友達は娘を抱え込み身柄を押さえる

「なにすんのー?やめてよー」

娘の声が響く

 

その声を聞いて

車から怪しい男が降りて娘の方を伺う

 

バッと3名の調査員が怪しい男に近づき

「おいおい、君、僕達がここにいる意味はわかるね

はい、ポケットの中とかに危ないもん持ってないよね

車のキーは抜いてもらって、ボンネットに手をついてもっていいかなー?」

 

この際も探偵はいくらこの男が怪しいヤツでも

羽交い締めにしたりしたり強制したりすると

逆にこちらが罪に問われる場合がある

 

あくまでもこの男が自分の意志で行動しているように持ってかなくてはいけない

幸いこの男は、こちらを警察だと勘違いして観念しているようだ

 

結局、その怪しい男は覚醒剤を所持しており連行された

 

この娘には親身になってくれる環境があったからいいが

間違いなく薬物やロクでもない奴らの喰い物にされていただろう

このような怖ろしさを伝え、子供達の未来を守らなければいけない

 

そう思いながら、薬物乱用教室で真剣な眼差しをで僕の話を聞く子供達に薬物の怖さを語りかけた

授業が終わると数名の子供達が集まって色々と質問してくる

 

その中でひときわ可愛い女の子が僕に話かける

「ねぇ探偵さん、私、薬物勧められたらやっちゃうかもしれなーい、ねぇ探偵さん、そうなったら私どうしよう❤️」

小学6年生のクセに小悪魔ぶり超だしてる笑

お母さんもきっと美人なんだろうな〜

 

そんな時は探偵さんが守ってあげるから

とりあえずお母さんと3人でお茶でもしようか

 

世の中には手を出していけないものが沢山あります